問答23 図説マルチチャンネルの響き
プラネタリウムタイプ
所長「ここでは、マルチチャンネルのきこえかたを図で説明しよう。とはいっても音楽によって、マルチの作り方もちがうだろうから、あくまでわたしの感じたいち例ね」
新入所員「おねがいします」
所長「まずはプラネタリムタイプ。下図をみてくれ。POPSでよくあるマルチだね。全方向に音が配置してあって、文字どおり360°サラウンドだ」
オーディオ君「うしろから音がでてきて気色わるくないのか?」
所長「うしろからの音は、サブ的なパート、リズムギターやバックコーラス、パーカッションだから気にならないよ。360°といっても、あくまで前方中心であることはかわりはない。ヴォーカルやドラムは前方だ」
オーディオ君「サラウンド感はつよいだろうな」
所長「うん。左右に配置される音もあるよ。それから全体を包み込む感じで配置されている音もあったりする。そういうのは頭上に広がるかんじがするなあ。絵でみると、各楽器はバラバラぽいけど、実際はスムーズに空間ができあがっているよ」
オーディオ君「オススメ盤、あげてくれよ」
所長「ピンク・フロイド『狂気』だろう、やはり」
オーディオ君「ぶっ、70年代の人だ」
所長「でへ、そうかも。もう、わたし、マルチをSTEREOにかわるスタンダードとして聴いてます」
オーディオ君「おい、ほんとかぁ?」
所長「いや、2チャンネルSACDのほうのがいい場合もあるけど、ほとんどがマルチかな」
新入所員「所長、ジャズもこうですか?」
所長「ジャズのマルチでこういうタイプのは少ないね。次で説明するけど、ジャズやクラシックはライヴ感をだすマルチのほうが多い。でもマイルス・デイビス『イン・ア・サイレント・ウェイ』、ハービー・ハンコック『ガーシュウィンズ・ワールド』のマルチは、このプラネタリウムタイプだったね」
オーディオ君「じゃ、ライヴ感のあるマルチいってみようか」
所長「おし」