SACDの威力を発揮
クラシックのレコードは沢山聴いてきたが、これほど“いい音”のディスクは初めてである。
というか、まったく新しい音の出方。
空気感がCDとは全然ちがう。
すこーん! と空間が抜けます。
この空気感こそSACDの最大の魅力だと思ってます。はっきり言って、あなたの家のスピーカーが化けますよ。
思わず、スピーカーに「アンタ、こんな音を出す力があったのかい! 今まで何やってたの? ポンポン」と語りかけてしまうほどだ。
「デジタルよりアナログのほうがいいよ」と昔のオーディオを懐かしんでいる筆者だが、「最新技術ってスゲー!」とびっくらこいてます。
トリプルAのラフマニノフ
ということで、『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番』は、筆者にとってAAAのディスクである。
- 曲がいい
- 演奏がいい
- 録音がいい
今まで、ラフマニノフの3番といえば、映画「シャイン」のモデルとなったヘルプゴットのCDとアシュケナージのCD(プレヴィン指揮ロンドン交響楽団)を聴きわけてきた。
ヘルプゴッドやアシュケナージも気に入っているが、本ディスクを聴いたあとでは、おとなしく額に納められた音を聴いている気がして物足りなくなる。
小山実稚恵のピアノは、空気感まで共有している感じ。その意味で“ライヴ”な音だ。
フィナーレはポリーニを思わせる力強いタッチで、ガシガシ弾いてくる。そこも等身大のラフマニノフに感じられて、すごく好きです。
深夜、ラフマニノフに浸ることを楽しみにしている筆者には、最高のディスクであります。ごっつぉーでした。
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2004.3.29
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