辛島美登里
Bouquet Garni~ブーケガルニ~
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Midori Karashima Bouquet Garni

国内盤、Sony Music Direct
SACDハイブリッド
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ブックレットには歌詞と、ジャケットのセッションと思われる写真少々。
「ブーケカルニ」は“香草の束”、という意味。
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新作にヒット曲の再録をまぜての、珠玉のバラードアルバム
本作は、1989年デビューのシンガー・ソングライター、辛島美登里の14枚目のアルバム。2007年にSACDハイブリッド盤でリリースされました。
最後に収められた「千の風になって」以外は、全曲、辛島美登里の作詞作曲、新作にまじり、大ヒット曲「サイレント・イヴ」ア・カペラ版、「あなたの愛になりたい」といった旧作の再録も含まれています。
彼方からやってきたような曲「空の青 海の青 風の青」でスタートするアルバムは、珠玉のバラードが満載。先のヒット曲も新作も、同じクオリティです。
「ただそばにいて」「抱きしめて」「睡蓮」など、せつせつと歌い上げるメロディは、ちょうどプッチーニのメロディが我々の胸につきささるように、「キュッ」っと胸にきます。
もちろん辛島美登里のヴォーカルだからこそ、この味わいがあるのでしょう。「シアワセツカモウ」は、80年代のガールズ・ポップス風オシャレ・ボサノバですが、これがアルバムを明るくひきしめてくれます。
やわらかく、空間ににじむ感じのSACDの音
オーディオ的には、辛島美登里の声質は、どちらかといえば細め、高音系です。バンド音も、生ギターやトランペット、ストリングスもありますが、プログラミングも多用されており、コンプのかけられた気配もところにより感じて、「SACDの恩恵はあるのかな?」と思っていましたが、やっぱりありました。
SACDの音はCD層にくらべると、上記のサウンドでもやはり柔らかい。SACDの音は、ちょうど和紙に描かれた文字のように、暖かみのあるエッジ音で、空間ににじんでいる感じがします。
それにくらべると、CD層は、同じ文字でも普通用紙に書かれたようで、ぬくもりが抜け落ちた気さえします。特に、辛島美登里の切々としたヴォーカルは、SACDのほうが、確実に心休まりました。
アコースティックな音でのオーディオ的聴き所は、最後の2トラック「サイレント・イブ」と「千の風になって」でしょう。「サイレント・イブ」はBaby booのアカペラが、「千の風になって」ではハープの音、ヴォーカルで、SACDの音の柔らかさを感じられました。
現地点では辛島美登里の唯一のSACD。曲もみんないいので、うれしく思います。
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 2011.4.1
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