Jポップ/映画音楽/他・スーパーオーディオCD(SACD) おすすめソフトレビュー

アンドリュー・ロイド=ウェバー
「オペラ座の怪人」オリジナル・サウンドトラック


(ソニー・ミュージックJI)

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全14曲収録。63分、美酒ならず美曲にひたってください。

なんといってもクリスティーヌ役を歌うエミー・ロサムがいいです。この人のせつない声がたまらない! 対する男ふたりは、ちょっと力みすぎのような気もするが、いいでしょう。許します。

全編に流れるロマンチックなメロディー

 ジョエル・シュマッカー監督で映画化されたミュージカル『オペラ座の怪人』のオリジナル・サウンドトラックであります。

 映画を観たときは、ラウルとファントムの対決シーンで、男ふたりがバカみたいに歌い続けているのに苦笑。
 「くくく」
 このようにミュージカルというと、どうも冷笑的に見ていたわたしですが、ここで告白します。
 『オペラ座の怪人』の音楽は大好きです、やはり。
 (あああ、やっぱり逆らえない。言ってしまった!)

 ウェバーの書いたメロディーはどれもこれも、甘く、美しい。ひとつのミュージカルに、これだけ良い曲がそろっているのは奇跡じゃないか?
 ソロの曲良し、アンサンブルの曲も良し。ウェバーは作曲していて、そうとう調子が良かったと思われる。
 とにかくプッチーニも顔負けの、甘美で、心をかき立てる不滅の旋律の数々。映像がなくても、うっとりさせてくれます。
 お笑い芸人スピードワゴンのギャグを借りれば、
 「甘〜い! ウェバーさん、甘いよぉ〜!」

 サラウンドに囲まれて、愛を求める怪人になる

 SACD層は例によって、マルチチャンネル収録である。
 そうこなくっちゃあ! 映画気分で浸れるというものである。
 でもSACDのサラウンドだけあって、映画のサラウンドより、芯があるサラウンドの様な気がする。
 ボーカルを中央に、前方、左側、右側に広がる音楽(後方は特になし)。スピーカーの存在は消える。オールキャストの壮大な「マスカレード」では迫力十分である。
 わたしのお気に入りは、クリスティーヌとラウルが歌う愛の歌「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」、クリスティーヌが歌う「もう一度姿を現して」。
 とろけるようなメロディーを聴いていると、おっさん(わたし)も、乙女のような顔になってるだろうなあ。はたから見たら、これがほんとの怪人だが、わたしはかまわない。愛が欲しくなってしまうのである。

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2006.4.17

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