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ザ・ビートルズ 1967-1970

「買っても聴かないだろうな」と十分予測できたのだが、値段も1000円代と手ごろだから買っておくことにしました。家には高校生の時買った『1962-1966があり、これでようやく両方そろったわけだ。並べるとやはり気持ちいい。待たせたね。

青盤のジャケットは衝撃写真!?

解散後からビートルズを聴き始めた僕には、この「赤盤」「青盤」が初めてのビートルズの“新譜”だった。
このアルバムの広告(左下写真)を見たとき、驚いたことといったら! 今ではあまりに有名な青盤のジャケット写真だが、「なんでこんな写真があるの!?」と、写真週刊誌のスクープを見るように目を疑ったものである。トリックかと思った。
  同じポーズで立つ後期のビートルズ。新鮮だったなあ、この写真。一般ファンには、ここで初のお目見えだったのではないだろうか。

 

なのに発売日、僕は赤盤だけ買った。なぜか? その頃はすでに『サージェント』から『レット・イット・ビー』まで、LPを揃え終わっていたのである。青盤を買う理由はなかった。赤盤を買ったのだった。赤盤はほんとよく聴いたものです。

青盤の写真は、赤盤の裏にもあった。

 本当は、ジャケット写真だけのために青盤も無理して買おうかと思っていた。 でも当日レコード店で赤盤をひっくり返してみると、青盤と同じ写真が赤盤の裏にのっているではないか! 「やりい、青盤買う必要なし」。
 小遣いの少ない高校生は、ホッと胸をなでおろしたのでした(1973年はリンゴの『リンゴ』、ジョンの『マインド・ゲイムズ』、ジョージの『リヴィング~』、他エルトン・ジョン、ピンク・フロイド『狂気』!と出まくりで、正直「赤盤」「青盤」どころではなかった)。
 もし赤盤の裏に青盤の写真がのってなかったら、僕は青盤も買っていただろう。30年以上たった今でなく、発売日にね。EMIさん、ちょっと損しましたね。

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