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Beatles For Sale (UK mono)

シブイが味わいのあるジャケット。こういう顔、僕にはできないなあ。 オリジナル盤だとレコードの出し入れは、内側からおこなうちょっと凝ってます。

ヤフー・オークションで落札した

『Please Please Me』のmono盤が素晴らしかっただけに、楽しみにしていたのだが、ヤフオクで落とし、商品が届いてみてキズの多さにあぜんとした。
 オークションの場合、出品者が「傷があります」といってもどの程度か分らないからやりにくい。LPは傷があっても音に影響しないことも多いのだ。だから傷くらいは屁でもないのだが、ここまで深く刻まれているとは思はなかった。
 出品者と自分との認識の違いなので、如何ともしがたいが、UK盤は目で確かめられる中古店で買うほうが安全かもしれない。
 とは言っても、先に中古店で求めた「Sgt. Peppar」は奇麗な盤だったのに「ブチブチ」だった。UK盤を購入するのは、ロシアンルーレットのようなものかもしれない。
 幸いこのレコードは傷だらけなものの、そこまで「ブチブチ」ではない。針飛びもない。が、やはり何ヶ所の「プッ、プッ、プッ」はどうもなあ。特に「No Reply」の出だしの「プッ」は「オギャー」と赤ん坊のように泣きたくなるのである。

本当のモノラルの音とは

 さて肝心の音であるが、同じUKオリジナルでも『Please Please Me』ほど感銘しなかったのが正直なところである。もっとも『Please Please Me』の生々しさが一期一会の特殊なものなのかもしれないから、比較するのも間違っているかもしれない。
 カートリッジをモノラル専用にしたらどうだろうか。うちのプレーヤーはシェルを替えることができないタイプなので、気楽にできないが、やってみたい気はする。本当のモノラルの音とはどんなものだろう。
 (追記:その後モノラルカートリッジを購入、プレーヤーもガラードにしてガッツのある音を楽しんでいます。「プチプチ」もまったく気にならなくなるのだから、オーディオとは変わるものです)

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ザ・ビートルズ/Beatles in Mono [Analog]
2014年9月、ビートルズのモノラル・アルバムがアナログLPで発売になります。これはリマスターされたCDとはちがい、オリジナル・テープからの制作だそうです。ここに書いた60年代のモノラル盤と、まったく同じとまでは期待できませんが、今日オリジナルUK盤を手に入れるのは費用も大変ですので、興味のある方はどうぞ。
ビートルズ モノラルLP発売前のブログ記事