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イマジン(モービル盤)

モービル・フィデリティ社といえば、この頃、復活したばかり。ジョンの作品では『ジョンの魂』と『イマジン』をゴールドCDでリリースしていた。とうとうアナログ盤も出た!

モービル社復活、『イマジン』もアナログで復活

ある日、F親方からメールが来た。
「ユニオンにて『イマジン』のモービル盤(Mobile Fidelity Sound Lab MFSL)再発を見つけました」
 さすがに行動が早い。
 それを聞いたら、僕も追撃するしかない。さっそく僕も買いました(笑)。

もちろん新品のシールドである。『イマジン』は昔もモービル盤がリリースしていたが、現在ヤフオクで軽く1万円以上で取引されている。新しいものは、安い。
 最後まで同じモービルのCD と迷ったが、やはりアナログにする。アナログには限定番号が打たれているのだ。
「3枚のうちのどれでもどうぞ」と店員さんが言うので、ジョンのラッキーナンバー「9」と、筆者のラッキーナンバー「4」が入っている01494にした。満足でR。
 シールドを破る手も3900円(当時)なら震えない。これが普通なんだよねー。レコードに1万以上も出しちゃいかんよねー。自戒をこめて。

往年のモービル・サウンドは健在  さっそく聴いてみる。

モービル盤特有の、たっぷりした音である。『イマジン』はジャケット写真の印象が強く、すりガラスごしに音を聴くイメージだったがが、モービル盤では、それを取っ払って、テープに録音された原音に肉薄しているよう。 「兵隊にはなりたくない」や「ハウ・ドゥー・ユー・スリープ?」のジョンのヴォーカルも、国内盤で感じていた痛々しさはなく、むしろ「カッコいいシャウトじゃん」と思わず聞き惚れてしまうのだ。
 普通のリマスターと比べて、モービル盤は録音された音そのものを、最大限に抽出しよう、としてる姿勢が好きなのです。アナログの良さを認識させられた一枚でした。
 とはいえ、モービルはSA-CDも出している。『イマジン』もSA-CDにしてくんないかなと思うのである。『イマジン』の旅はまだ続く。