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"YESTERDAY"...AND TODAY (US stereo)

ブッチャー・ジャケットがボツになったことであまりにも有名なこのアルバム。現在のジャケットは可もなく不可もなく。好きだったけどねー。日本盤も出たが、そちらは見開きジャケット。

オリジナルのように聴いていたアメリカ編集盤

僕にとって、この『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』はアメリカ編集盤ながら、オリジナル盤のように聴いていたレコードである(友達から借りて録音したテープ、であるが)。
 選曲は『ヘルプ!』『ラバー・ソウル』『リボルバー』からと、シングルのみの「恋を抱きしめよう」からなっている。
 他にも書いたように、本家『リボルバー』より先にこのレコードを聴いてしまったので、『リボルバー』からの曲「アイム・オンリー・スリーピング」「ドクター・ロバート」「アンド・ユア・バード・キャン・シング」はこのアルバムで刷り込みが完了していた。
 であるから『リボルバー』で「アンド・ユア・バード・キャン・シング」のあとに「フォー・ノー・ワン」があるとなんと居心地の悪かったことよ。

 

ということで、過去の思い出『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』。自分でもレコードを欲しいと思っていたところ、キャピトルのオリジナル盤があったので買ってみた。ステレオ。これが3000円弱である。
 紙質がカサカサの状態は、古いものとはいえ上品さをたもつイギリスオリジナル盤と差を感じてしまう。やっぱアメリカか。
 国内盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』は(解説だけの意味のないものだったが)見開きで、紙質もそれなりの物だったのに・・。万博後の湿気たっぷり、あのころの自分にタイムトリップするつもりが、カリフォルニアの砂漠につれてこられた感じだ。
 さすがに現在ではアメリカ編集盤の魅力は少ないが、ねじれたビートルズ観賞としてこれもわるくない。CD化もされてないしね。