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ビヨンセ デンジャラスリィ・イン・ラヴ

Beyonce
Dangerously in Love

輸入盤、COLUMBIA

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ビヨンセのファースト・ソロ・アルバム

 ビヨンセのソロ・アルバム『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』もSACDになっております。
 このソロ・アルバム、デスティニーズ・チャイルドふうに、R&B路線でくるかと思ったら、最初はけっこうアバンギャルド的な曲が並びます。『Crazy in Love』など。ラップが入ったり、サンプリングも入れたり。それでも、やはりカッコいいですね。
 アルバムの中間くらいから、R&Bぽい曲がはいる。
 しっとりとした曲もでてきたゾ。
 『Crazy in Love』『Baby Boy』が全米ナンバー・ワンになり、大ベストセラーを記録したアルバムですから、今さら僕が言うまでもないことですが、いいヴォーカル・アルバムだと思います。
 それにしても、最近のソウル、R&Bは、ラップなど入れて、トンがった先鋭的な曲づくりですねー。昔のスリー・ディグリーズなんかと、ぜんぜん違う世界だ。

サラウンドは全方位から聴かせてくれます

 さて、マルチチャンネルも収録されております。
 サラウンドでは、そのトンがった音作りがピッタリはまります。なんせ音數が多いから。
 何層に重なったバック・ヴォーカルは横に、真後ろに、と自由に配置されて、包み込んでくれます。
 360度に適度な奥行き感がでるのが、心地よい。
 一般にサラウンドでは、リア・スピーカーは残響音などの補助的な音を出すことが多いですが〈クラシックなど)、「リア・スピーカーからバンバン音を出したい」という方はオススメです。
 バランスがいいから、STEROで聴くように、音楽としてぜんぜん違和感がない。全方位がひとつになって聴かせてくれます。

2006.10.8

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デスティニーズ・チャイルドのSACD
デスティニーズ・チャイルド/サヴァイヴァー
低域から中域が濃厚な音、マルチチャンネルではデスチャの世界にひたる
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