エマーソン・レイク&パーマー エマーソン・レイク&パーマー(DVD-Audio+2CD) |
+ DVD-Audio(スペック不明) CD1 CD2 ボーナストラック パッケージ ハイレゾ音源を聴くには |
EL&Pのデビュー盤、DVD-Audioでの発売 本作は1970年発表の、エマーソン・レイク&パーマーのデビュー盤。DVD-Audio+CD2枚というセットで発売されました。 DVD-Audioは、2chステレオと5.1chサラウンドを収録。どちらもハイレゾ音源です。メニュー画面に「Advanced Resolution Stereo」「Advanced Resolution 5.1 Surround」の表示が出るので確認できます(スペックは不明)。 左からCD1「オリジナル・アルバム(1970)」、CD2「新2012年ステレオ・ミックス+ボーナストラック」、DVD-Audio。DVD-Audioには数年前には考えられなかった〈DVD AUDIO〉と〈SONY〉のロゴが一緒に印刷されています。 圧倒的エネルギーのAdvanced Resolution Stereo このアルバムでは、まだエマーソンは、ほとんどシンセサイザーを使わず、アコースティック・ピアノとオルガンを弾いています。 5.1 Surroundは、広い空間で唸るキーボード 一方サラウンドは、前方に広くドラムスとベース、ヴォーカル。中間から後方側がキーボードというスタイル。 サラウンドでは、2chステレオの「怒濤の音響」はなくなりますが、前方のドラムスとかぶさることなく、広い空間で唸るキーボードは心地良いです。 結論として、サラウンド派の僕も、このアルバムでは2chとサラウンドに甲乙つけることができません。ちがう音響の世界を両方楽しむのがいいと思います。 オリジナル・ミックスと新ミックスで、収録曲の差し換え 最後に収録曲について書き添えておきます。 新ミックスでは4曲目に、オリジナルにはなかった「プロムナード(Promnade)」を収録。『展覧会の絵』のあの「プロムナード」です。レイクのヴォーカル付き。 さらに、DVD-Audioの5.1chサラウンドでは、新ステレオ・ミックスの収録曲から「プロムナード」「Drum Soro」をカットと、本セットは「オリジナル」「新2012年ステレオ・ミックス」「新2012年5.1ミックス」の3パターンが聴けることになります。 ファースト・アルバムとはいえ完成度は高く、何度でも聴ける魅力があります。「石をとれ」以外は、まだ大作ではないのですが、演奏で聴かせるところが彼らのスゴイところです。 エマーソン・レイク&パーマのDVD-Audio レビュー
2012.9.26
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