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ダイアー・ストレイツ
Brothers In Arms  20th ANNIBERSARY EDITION

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LPでは中央にあった写真を全面にデザインしてのデジパックである。このほうがデザイン的に好きである。ギターの部分だけが、メタリックに輝きエンボスされています。ちょっとかわいいデザインだと思いますね。

20th ANNIBERSARY EDITIONといいながら、ブックレットは全然愛想のない簡単なものです。歌詞はついているけど。

ボーナストラックはいっさいなし。こういうのがいいんです!

あのシブイ、ギターとヴォーカルをSACDで

 ダイアー・ストレイツの『Brothers In Arms』が20周年ということでSACDハイブリッドで出た。マルチチャンネル収録である。昔買ったLPもいつのまにか消えていたので、さっそく買いました。

 このアルバムが発売されたころは、日本での「洋楽」つーもんも最後の花を咲かせたころじゃ、なかったでしょうか。
 巷ではMTVが大はやり。「あんな口パクのどこが面白いのだろう」と思いつつも、マイケル・ジャクソンのビデオはたしかにすごかった。スティングとのデュエットがさえる「Money For Nothing」は、そんなMTVのことを歌った曲だ。

 ダイアー・ストレイツをはじめて見た(聴いた)のは、TV放送された、かの「ライヴ・エイド」で、その時出たバンドでは、クィーンとならんで、わたしが一番気に入ったバンドだった。
 マーク・ノップラーのシブイギターにわたしはひかれたので、さっそく輸入盤でこのアルバムを買ったのだった。タワーレコードっつーもんが出始めたのもこのころ。
 その後、洋楽も世代がちがってしまった、というかピンとこなくなったので、この『Brothers In Arms』あたりが、70年代がら続いた洋楽ファンの、自分のものとして語れる最後のアルバムのひとつじゃないかなあ。
 90年代のオアシスとかベックもいいですが、わたしの歳ですと、お客さんあつかいみたいで、ね…。や、関係ないことを書いてしまいました。とにかく聴いてみましょう。マルチで聴きました。

マルチチャンネルは暖かい広がりにヴォーカルが生々しく

 マルチチャンネルは自然な広がりでした。ギターやバンドの音はどちらかというと、それぞれが広い面積で鳴る。あたたかい印象をあたえる。音楽にピッタリだと思います。
 そのかわりマーク・ノップラーのヴォーカルはセンター・スピーカーにかなりオン気味で配置されていて、ピントがドンピシャと言う感じ。目の前で歌っている感じである。ここが気になるような、いいような。今、判断はできません。
 毎回、楽しみに聴くことにしましょう。

 なおマーク・ノップラーの最新ソロ「SHANGRI-LA」もSACDで出ている。こちらも聴けば聴くほどスルメなアルバムでシブイです。

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2005.6.23