ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団 ベルリオーズ:「幻想交響曲」 |
LSO Live 動画は2013年11月13日のもの。 収録曲 ベルリオーズ: 映像 「幻想交響曲」の全演奏を収録。音は2chのみ。音はハイレゾかは不明。 便利なBlu-ray Audioの操作 リモコンの赤ボタンで「5.1 DTS-HD MA」、黄色ボタンで「2.0 PCM」を選択できる。モニターが必要なくなるので便利な機能だ。 |
SACDとBlu-ray Audioの両方で聴ける異色のセットゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団でベルリオーズの「幻想交響曲」。本作は、SACDと合わせてBlu-ray Audioも付いているという、新しいスタイルです。 SACDはこれまでどおり2chとマルチチャンネルを収録。 左がSACD、右がBlu-ray Audioのディスク。 ベルリオーズのプログレ的な交響曲バーンスタインは「幻想交響曲」を「史上初のサイケデリックな交響曲」と言ったそうですが、僕なら「史上初のプログレ」と言いたいところです。 実際、僕の場合「幻想交響曲」は、ブログレを聴くように、音楽の中を旅する感覚です。 これが1830年に作曲された交響曲とはとても思えません。ベートーヴェンの第九から、たった6年後の作品なんです。まさに“プログレ”でしょう。 ゲルギエフは楽章が進むにつれ、盛り上げてきます そんな「幻想交響曲」を、ロシア音楽を振らせたら野生児のようなゲルギエフがどう料理するか楽しみだったのですが、演奏は意外とオーソドックスでした。 でもやはり、それでゲルギエフは終わりません。 第5楽章「魔女の夜宴の夢」は、さすがにベルリオーズですので、ゲルギエフも野性的な処理はしませんが、それでも、かなり盛り上げてきました。 楽器の肌触りが立つSACD、透明感のBlu-ray Audio SACDマルチチャンネルは、前方が豊かになる音。会場の残響を出すのではなく、オーケストラの奥行き感が豊かになるようなサラウンドだと思います。 一方、Blu-ray Audioは透視感がある澄んだ空間。
LSOのSACD+Blu-ray Audio
2014.11.13
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