パーヴォ・ヤルヴィ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 |
Paavo Jarvi 72分59秒 プラケースにブックレット。ブックレットはヤルヴィとオーケストラのカラー写真と解説。外箱。 |
ショスタコーヴィッチ交響曲全集にパーヴォ・ヤルヴィが登場PENTATONEは、ロシア・ナショナル管弦楽団でのショスタコーヴィッチの交響曲全曲録音を、複数の指揮者でおこなっています。最新の第7番「レニングラード」はパーヴォ・ヤルヴィが登場です。 さっそくマルチチャンネルで聴いてみました。サブ・ウーファーなしの5チャンネルです。 それでも前方のオーケストラの広がりは、2chとは比べるまでもなく、立体感、奥行き感があります。 木管のソロなどは、いい感じで空間に浮かび上がります。昨今は2chのハイレゾがブームですが、クラシック観賞に限ってはSACDマルチチャンネルがやはり一番だと思いました。 第5番と並び、「ショスタコ度」の高い交響曲その交響曲第7番、ヤルヴィの演奏は堅実でオーソドックスなものに思います。でもショスタコーヴィッチの交響曲は、曲自体に強烈な個性があるので、指揮者を選ばないところもあります。このSACDでもショスタコの音楽は十分に堪能できました。 交響曲第7番は第5番と同じくらい人気のある交響曲です。特に第1楽章は交響曲第5番のような雰囲気があらわれますので、「ショスタコ度」は高いです。 加えて第1楽章には、弱音からフォルテッシモまで、ダイナミック・レンジが炸裂する「戦争の主題」があるので、オーディオ的にはここが聴き所でしょう。 その他の楽章にもそれぞれ、盛り上がるところがあります。 2015.8.6
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