録音2004年
輸入盤、Telarc
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普通のプラケースにブックレット。ブックレットには簡単な曲解説だけ。最終ベージにはレコーディングのテクニカルインフォメーション。録音機材の名前など。
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ドビュッシーの有名管弦楽曲を収めたSACD
最近はベートーヴェンの交響曲のSACDで話題のパーヴォ・ヤルヴィですが、テラークにはシンシナティ交響楽団と印象派、ロシア物などを録音しております。
本作にはドビュッシーの管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」「夜想曲」「海」そして「英雄的な子守唄(ピアノ曲からの編曲)」を収録。
最初の3曲はいずれもドビュッシーの代表作で、このSACDでドビュッシーの主要管弦楽曲を堪能できるというわけです。
本作はDSDレコーディングです。さっそくドビュッシーの華やかな管弦楽(といってもドンヨリとグレーがかった色合いが多いにあります)をマルチチャンネルで聴いてみました。
1曲目「牧神の午後への変奏曲」。
この曲はロマンチックさが最高ですねえ。
マルチチャンネルはホールトーンは抑えめながら、きっちりと「3次元の箱」のなかで鳴っている印象です。
導入のフルート・ソロのポツンとなる空間もよい。2曲目の「夜想曲」のイングリッシュホルンのソロも同じ感じ。
全体に言えることですが、フルオーケストラが鳴り響いたところでも、雄大にオーケストラが広がるマルチチャンネルではありません。
先に書いたように「3次元の箱」のなかで、きっちり2次元の音を鳴らすという感じでしょうか。
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ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団のSACD
2010.2.15
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