アルチュール・グリュミオー |
ARTHUR GRUMIAUX Pentatone(ペンタトーン)は、もとPhilipsにいた人たちで作ったレーベルだとか。カバーは、たすき掛けのデザインが基本。 たすき掛け部分がグレーのSACDは、旧音源をSACD化したもの(このSACDのように、当時の4チャンネルも多く含まれる)。 たすき掛け部分がクリームのSACDは、最新のDSDレコーディングのものである。 グリュミオーのPentatoneSACD Tchaikovsky: Violin Concerto; Sereade melancolique; Bruch: Scottish Fantasy [Hybrid SACD] Schubert: "Trout" Quintet, D667; Mozart: Clarinet Quintet, KV581 [Hybrid SACD] |
SACDで蘇るグリュミオー、70年代の録音 有名なヴァイオリニスト、アルテュール・グリュミオーの、ベートーヴェンとブルッフのヴァイオリン協奏曲です。 グリュミオーは20世紀を代表するヴァイオリニストですが、僕はマリナー指揮の『バッハ:ヴァイオリン協奏曲集』のレコードでしか聴いたことがなく、それを聴いたときは、「中庸で聴きやすい」というイメージでした。 さて、このSACDもそんな「中庸なグリュミオー」かな、と思いきや、ちょっとちがう感想をもちました。聴きやすいのは確かにそうだけれども、それだけではなく、ほんとうに「大家みたいな演奏だ」と。 マルチチャンネルには4チャンネル録音を収録 マルチチャンネルでは、オリジナルの4チャンネル録音が聴ける。4チャンネル録音といっても、ほとんどステレオみたいに鳴っているのですが、かすかなリアの響きが、音を豊かにしていると思います。 2008.1.13
|