カルミナ四重奏団 バルトーク:弦楽四重奏曲第1番、第2番 |
ブックレットにはカルミナ四重奏団のヴィオラ奏者ウェンディー・チャンプニーの解説訳。石田一志氏の解説。 |
ベートーヴェンにならぶ弦楽四重奏曲の傑作 バルトークの弦楽四重奏曲は全部で6曲。作曲家の節目節目に作曲されたので、バルトークの音楽的変遷をあらわしています。どれも傑作で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を「旧約聖書」と呼ぶなら、バルトークのそれは「新約聖書」と呼ばれているくらいなんですね。 オーケストラ作品のような緊張感と厚みを感じる演奏 第1番も第2番も、室内楽というにはすごく“厳しい”音楽であります。またシェーンベルクの「浄夜」のように感情のほとばしる部分も少なくありません。 マルチチャンネルで、迫り来る弦のテクスチャアに浸る マルチチャンネルはホールトーンの広々とした残響というより、目の前に弦楽四重奏団が存在するようなサラウンドです。4つの弦のテクスチャアや、演奏者の息吹がリアルに現れます。 カルミナ四重奏団の参加したSACD
2009.4.20
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