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ミシェル・コルボ指揮/ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル 
フォーレ:レクイエム(2005年東京ライヴ)

Hybrid Stereo/Multi-ch
国内盤、エイベックス

2005年2月14日、東京オペラシティ、タケミツメモリアルでのライヴ録音。

至福の37分間、ホールで聴いているようなサラウンド

 1枚のディスクで至福の時間を過したいと思ったら、このSACDがおすすめです。
 これはコルボと手兵ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルの、来日ライヴ録音。
 コルボには、昔エラートに録音した名盤もありますが、このSACDを聴くと、もう昔の演奏には戻れません。“コルボ+SACD+ライヴ”で聴くフォーレの「レクイエム」は、至福の時間と空間なのです。

 マルチチャンネルでは、本当に会場にいるようなサラウンドに包まれる。
 リスナーが座っているのは会場の前のほう、独唱者の表情がわかるくらいの距離だろうか。独唱、オケ、合唱の距離感もきれいに出ていると思う。
 演奏の間、観客がかたずを飲んで聴いているのが伝わる。こちらもオーディオではなく、チケットを買って座席に座っているいうような錯覚を覚えるほど。それくらい緊張感にあふれた演奏と空間です。
 収録曲が「レクイエム」だけというのもいい。ここには余計なものはいりません。37分間、至福の時を過ごせます。

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2008.4.16