Art Blakey and the Jazz Messengers Blue Note 4003
Amazon
録音1958年
輸入盤 Analogue Productions
ボーナストラックには「モーニン」の別テイク。
角の丸いプラケース。ブックレットは4つ折のペラ紙。英文ライナー、アート・ブレイキーの白黒写真が一枚。
Amazonの写真は右下に「STEREO」文字があるが、実際のSACDのジャケットは文字がないジャケット。しかし収録はちゃんとSTEREOである。
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大ヒットジャズ・アルバムのSACD化
チャンチャ、チャラララ、チャ、チャ〜ン♪
このメロディを聴けば、ジャズ・ファンでなくても、僕らの年代以上の方なら、「あれか!」と思うでしょう。
当時、ほとんど社会的にも知られたメロディ、この曲は世界中で大ヒットした「モーニン」です。この曲を聴くと、なぜかニヒルにカッコつけたくなる自分がいます(笑)
これはハードバップでありながら、ファンキージャズとも言うのだそうです。
メンバーはリー・モーガン(tp)、ベニー・ゴルソン(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)そしてアート・ブレイキー(ds)。
本作は1958年の録音で、ルディ・ヴァンゲルダーによるもの。
冒頭にルディの会話が入っているせいで、スタジオにこもって演奏されている雰囲気が伝わります。ほかに「Blues March」もノリノリの曲です。
小気味よい音がのびやか
本作は2chステレオ収録です。
音は、1958年録音に似つかわしくないほど、クリアで伸びやかな音です。
こう書くとウソっぽいのですが、本当に曇りがなく、小気味いい音が出てきます。
左右は泣き別れ系のステレオですが、伸びやかな音なので、分離感がなく聴きやすい。こういう泣き別れステレオなら聴けます。
伸びやかさも、もう少し説明すると、左右に広がるだけでなく、上下にも広がる感じで、円心上に前方から広がってくる感じです。
アナログ感も良好でした。余裕のある人はSACDプレーヤーやアンプ、スピーカーなどシステムを整備して、限りなくアナログ・レコードに迫ってみましょう。
ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS
その他の有名ジャズSACD
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Somethin Else (Hybr)
SACDの良さは「枯葉」よりも「ラヴ・フォー・セール」で確認できる(サックスが特に)。ベースが全体をしめ、軽快なボーナス・トラック曲は音質もいい。 |
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Dippin'
これまた当時大ヒットしたジャズ・アルバム。アナログ度があり音量を上げるとジューシーなSACD。 |
2013.8.13
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