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ソニー・ロリンズ ウェイ・アウト・ウエスト


SONNY ROLLINS
WAY OUT WEST
Hybrid
輸入盤、Analogue Ploductions

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ボーナストラックとして別テイク3曲収録。

西部風雰囲気の曲あり、トリオ編成で聴くロリンズ

 ソニー・ロリンズが1957年に録音した『WAY OUT WEST』を聴いてみました。ハイブリッド盤。
 で、SACD層は、ジャケットのタイトル下に同じくらいの大きさで、デカデカと書いてあるとおり、STEREOになっています。
 スピーカーの左がロリンズ、右がシェリー・マンのドラム。それからレイ・ブラウンのベースを加えてトリオ編成。
 ピアノなしなのでシンプルでシブい。ロリンズのテナーを聴くにはもってこいじゃないでしょうか。『サキソフォン・コロッサス』と比べると、少し地味ですが、その分ずっと聴いていると、言い知れぬ愛着がわきそうな作品にも思えます。
 ジャケットもいい。このジャケットとシンクロして最初と最後の曲が、昔ながらの西部の雰囲気、「お馬パカパカ」を思い出させるドラムのアレンジです。
 さすがに今聴くと時代錯誤ですが、昔の年代の人には郷愁をさそうんじゃないでしょうか。もちろん、若い人にも気に入ってもらえると思いますが……。
 このレコード、いつのまにかアナログは手放していたので、SACDでまた聴きこもうと思います。
 余談ながら、このSACDはDoug Saxによって、マスタリングされております。なんとこの人、70年代にジョージ・ハリスン『リヴィング・イン・ザ・マテリアルワールド』やリンゴの『リンゴ』のオリジナルのマスタリングを当時した人なんですよね(名前が一緒だからたぶん同一人物だと思う)。あの頃から彼のマスタリング音を聴いていたんだなあ、と今更ながら驚きました。

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2008.2.15