フル1bitレコーディングによる、鮮度たっぷりの音
星乃けい、という人のジャズ・ヴォーカル・アルバムです。
某オーディオ雑誌のレビューでは
「鮮度たっぷりのすごく良い音が、なんといっても聴きどころ」
と批評してあったので、さっそく買ってきました。
マルチチャンネルはなく、SACDステレオによる再生。
最初に「デイ・バイ・デイ」の音がでて、「これは確かにすごく良い音だ!」と思った。
リヴァーヴの利いたサウンドが、むちゃくちゃ伸びやかに広がる。
「オーディオ野郎ども、これを聴け!」
と言っているくらい。うん、これではマルチチャンネルも必要ないだろう。
この音の秘密、帯の宣伝文句によると〈フル1bitレコーディング〉だからだそうだが、これはまあ、いわゆる〈DSDレコーディング〉のことでしょうね、たぶん。
しかし、先の某オーディオ雑誌の批評によると、「シャープの研究陣が開発した、非売のA/Dコンバーターを使った」とあるので、これがこのSACDの音の良さの秘密でしょう。
とにかく、ステレオ再生のオーディオの醍醐味を文句なく味わえるアルバムでした。
音のことばかり書きましたが、星乃けい、の歌もなかなかのもので聴いていて退屈することがない。
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2006.8.12
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