ミヤシロのハイトーンと、ビッグバンドの音が聴きどころ
エリック・ミヤシロ『TIMES SQUARE-LIVE at STB139-』を聴いてみました。DSDレコーディング、マルチチャンネル収録です。
カウント・ベイシー楽団のSACDもそうですが、ビッグ・バンドの豪快で、たっぷりと厚みのある音ってキモチいいですね。コンボ演奏ばかり聴いていると、あらためて感じます。このSA-CDもそんな1枚でした。
これはエリック・ミヤシロのビッグバンドEM Bandの初ライヴ録音です。
マルチチャンネルで聴きましたが、「シャワーのように繊細だけど、厚みがあり、めちゃ豪快」。そんな風に鳴ってくれました。音も演奏もです。
ライヴ収録なので観客の拍手など、会場のサラウンド感があります。
エリック・ミヤシロはトランペットを吹きますが、すごいハイトーンで(それもなんなく)、あのメイナード・ファーガスンを思い出してしまいました。エリックは80年代、ファーガスンのバンドにもいたそうです。
でも曲はハイトーンばかりに頼ることなく(それが僕のようなシロウト的発想)、曲自体のアレンジ、アンサンブルの良さで聴かせてくれます。
エリック・ミヤシロ以外の、プレーヤーもすごい。ソロをとる人も、ドラムの人もみんなすごい。ライヴの熱い雰囲気が味わえます。
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 2008.10.16
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