RANDY BRECKER & MICHEL BRECKER
SOME SKUNK FUNK
録音 November 11 2003
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三つ折りのデジパック仕様
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ブレッカー兄弟の熱演。2007年度グラミー賞受賞作。
このSACDは、2007年1月、惜しくも亡くなったマイケル・ブレッカー(サックス)とランディ・ブレッカー(トランペット)兄弟のひきるビッグバンドのライヴ録音。今年のグラミー賞も受賞しています。そんなニュースに躍らされて、さっそく聴いてみました。
演奏はフュージョンぽいビッグバンド演奏。
これがすごいカッチョいい! ジャケットから一見、「ノー天気なバンド演奏?」という印象をもってしまった僕がバカでした。アレンジ、プレイともに光るものがあって、僕の好みにバッチリ合致したんです。
最近のジャズでは、ソロ・アドリブを順番にするコンボ演奏より、ビッグ・バンドのほうが、なぜか心動かされます。オーケストラ・アレンジに醍醐味を感じてしまうんですね。
で、その上に乗っかったアドリブ・プレイがカッコいいのだから、たまりません。とくにブレッカー兄弟の演奏はいい。マイケル・ブレッカーはもちろん、ランディのトランペットもいい。この人、マイルスみたいに味と個性のあるトランペット奏者と思いました。
バンド演奏の良さと、ソロプレイの良さで、飽きることなく最後まで聴けてしまいました。
白熱のライヴ会場の雰囲気になるサラウンド
SACDステレオとSACDマルチチャンネルの両方で聴きましたが、これはもう、比べるのも気の毒なくらいマルチチャンネルのほうが凄いでしょう。
SACDステレオも音としては文句ないが、マルチチャンネルでは空間がケタ違いに違う。バンドの音は翼をひろげたように広がり、観客の歓声、熱気に包まれて、ライヴ会場で聴いている感じになる。音質がいいのに加えて、この広がりはこたえられません。
実際のライヴでは音が割れることを考えると、SACDのほうが「音がいいライヴ」というなってしまうなあ。
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2007.4.2
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