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加古隆クァルテット
QUARTET

ディスク
Quartet
Takashi Kako Quartet

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avex CLASSICS
録音2010年6月浜離宮朝日ホール

普通のプラケースにブックレット。

ブックレットにはライナー「〈加古隆クァルテット〉結成について」、楽曲解説。演奏者プロフィール。

メンバー
加古隆(ピアノ)
相川麻里子(ヴァイオリン)
番場かおり(ヴィオラ)
植木昭雄(チェロ)

加古隆が自作曲をピアノ四重奏で、カドのないやわらかな音で聴く

 本作は作曲家、ピアニストの加古隆の代表作を、ピアノ四重奏曲で演奏するSACDです。

 加古隆自身のピアノにヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成。ライナーに掲載の加古隆の言葉によれば、「各メンバーが完全なソリストとして」演奏し、「対等である」とのこと。
 ピアノが中心の、クラシックでいうところのピアノ四重奏団とはちがうコンセプトであるようです。

 たしかに聴いてみると、ピアノをベースにして、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが、それぞれに、加古隆の余情的な旋律をかなでます

 SACDでは、3つの弦楽器の音、ピアノの朗々とした響きなどが、「無理のない柔らかな音色」、または「カドのない柔らかな音色」で響き、加古隆の余情的な旋律にはピッタリと思いました。

 本作は2chステレオのみの収録ですが、これならばマルチチャンネルの、前方向からさらに大きくひろがる空間で聴けたら、とてもリラックスした空間に浸れると思うわけですが、まあ2chステレオでも、これだけ余情的な雰囲気に浸れるので、これでちょうど良いのかもしれません。

 なお本作には続編の『QUARTET2』(2013年発売)もあります。

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加古隆のSACD
※各解説はAmazonのものです
B00BBFYZ18 QUARTET2
デビュー40周年記念アルバム。 大好評の加古隆クァルテットによる待望の新録音。
B0000CD89J アニヴァーサリー
デビュー30周年記念盤。デビュー以来の軌跡を辿る代表曲と、新曲「富の攻防」までをスロヴァキア・フィルとの共演で全曲新録音した、加古隆究極のアルバム。
B0000E6YRZ 「ジブラルタルの風」-加古隆・ピアノソロ・ベスト
聴き手をどこか遠くへ誘い、音の心象風景に浸らせる。そんな加古隆のピアノの魅力が一杯のアルバム
B001OGST2A サイレント・ガーデン
加古隆のピアノ・ソロ第2弾。コンセプトは「静かで美しいピアノ」。加古ファン、ピアノ・ファンにはたまらない1枚。
B000EIF670 piano
2006年4月リリースのソロ・アルバム。音質の良さで定評のある“浜離宮朝日ホール”での録音で、映画『博士の愛した数式』テーマ曲のソロ・ヴァージョンをはじめ、彼自身が吟味選曲。究極の癒しサウンドを堪能できる。
B000BW80JU 映画 「博士の愛した数式」 オリジナル・サウンドトラック
オリジナルサントラCD。加古隆らしいロマンあふれる優しさに満ちたメロディがちりばめられ、各シーンを彷彿とさせる。加古の作品としては珍しく、野球場の場面としてマリンバを起用しているのもちょっとした発見。
B0010Z2DDQ 明日への遺言 オリジナル・サウンドトラック
映画『明日への遺言』(監督:小泉堯史、主演:藤田まこと、富司純子他)のサウンドトラック。戦勝国アメリカにたった一人で法戦を挑んだ誇り高き岡田中将、その感動を彩る切なくも美しいサウンドを収録。
2013.6.16