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元ちとせ  ノマド・ソウル

Hybrid
国内盤 Epic Records
SACDハイブリッド

Amazon(通常盤)
Amazon(初回生産限定盤)

普通のプラケースにブックレット。ブックレットは全曲の歌詞と、ジャケット写真のような場所の、イメージ写真。

元ちとせの、ヒット曲がたくさんのセカンドアルバム、SACDハイブリッド盤

 『ノマド・ソウル』は2003年発売の、元ちとせのセカンド・アルバム。
 ヒット曲「千の夜と千の昼」、「いつか風になる日」「この街」を収録。ヒット・チャートの1位になったこのアルバムは、同時にSACDハイブリッド盤でも当時、発売されたのです。

 元ちとせのルーツは、生まれた奄美大島。民謡や島唄の歌い方を含んでいます。
 もちろん、その味わいも捨てがたいですが、僕にとっては「ポップスとして、出来のいいアルバム」として印象的。それが今も、このアルバムを聴き続けている理由です。
 上記のヒット曲は、やはりいい。「千の夜と千の星」は、何度聴いても感動してしまいます。

 アルバム2曲目の「音色七色」は、島唄風でもありながら、相当カッコいいポップ・チューンであります。彼女のヴォーカルは、普遍的に聴かせます。
 アルバムはエスニックなムードと、上質のポップ・ソングを融合したような出来。あがた森魚、山崎まさよしらの楽曲も歌われます。最後の松任谷由実の「ウルガの丘」(島唄風レゲエ?)まで退屈しません。

 1曲目の「トライアングル」で、アコースティック・ピアノとヴォーカルだけのトラックを聴くと、SACDらしいふくよかな音に満足します。
 バンドが入った曲では、ドラムスの生々しさや、ギターの音にSACDの良さを感じました。「全体を覆う、おおらかさ」、それが、このSACDの印象です。

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2011.2.14