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ザ・ビートルズ ヘルプ!(ブルーレイ)


The Beatles
HELP! (Blu-ray)

Amazon

ブルーレイ
ユニバーサル、国内盤
本編53分

音声
・DTS-HD Master Audio 5.1
・Dollby Digital 5.1ch
・リニアPCM stereo(48kHz/24bit)

特典映像
・『ヘルプ!』のビートルズ
・失われたシーン
・『ヘルプ!』の修復作業
・『ヘルプ!』の想い出
・2種類のアメリカ版予告編
・スペイン版予告編

字幕
・日本語字幕あり

『ヘルプ!』のブルーレイが発売

 ビートルズの映画『ヘルプ!』がブルーレイで発売になりました。
 2007年にようやくDVDで発売されたことが事件でしたが、それから数年でブルーレイの登場です。
 ブルーレイの収録音声は3つです。

 ・DTS-HD Master Audio 5.1(ハイレゾ サラウンド)
 ・Dollby Digital 5.1(@640kbps)(640kbpsに圧縮のサラウンド)
 ・PCM Stereo(48kHz/24bit)

映像について

 映像はさすがにブルーレイらしく、きめ細やか。
 「繊細なシャープさ」があります。
 ただ、いくらDVD発売時に修復されたとはいえ、もともとのフィルムの状態のせいで、ガサついたところもあるのですが、それさえも「シットリしたガサつき」になるところがブルーレイのうれしいところ。
 ちょうどCDにくらべて、SACDの音は耳に優しいと同じように、ブルーレイの画質は目に優しいと、あらためて実感します。

DTS-HD Master Audio 5.1は、ふっくらした2ch

 音声は当然、DTS-HD Master Audio 5.1です。
 これはサラウンドになるのですが、一般映画のように、効果音が後ろから出るようなところはなく(そう思いました)、前方のセリフや音を部屋全体に広げるようなサラウンドです。

 これは、ビートルズの演奏場面でも同じ。
 「ヘルプ!」や「悲しみをぶっとばせ」など、音楽も2chの音像をそのままに、広くひろげる感じです。
 そのサラウンドによって、聴き慣れたビートルズの曲が厚みを増しているところが、うれしいところでしょう。

 試しに演奏中に曲を中断することなく「PCM Stereo(48kHz/24bit)」に切り替えてみると(若干途切れるものの、ブルーレイはそれができるのです)、PCM Stereoでは24bitでも音が平面的に思えるほど。
 こちらの平面的な音像ほうが、「ビートルズのレコードの音そのもの」なのですが、DTS-HD Master Audio 5.1での、重厚でふっくらした2chのほうが魅力的。ちょうど干したあとの布団のようにふっくらとしています。

 またビートルズ特有の平面的なステレオ配置が、サラウンドによる空間ミックスによって、うまく溶け込み、ちょっとモノラルのような一体感になるのもうれしいところです。

DVDと同じ特典映像、ブックレット

 ブルーレイにも特典映像が入っています。内容は左コラムをご覧ください。これらはDVDにも収録されていたものと、みんな同じなのは、もの足りませんでした。
 DVDでは容量のせいで2枚目のDVDに収録されていたのですが、さすがにブルーレイでは特典映像も本編と同じ1枚に収録されています。

 ちなみにパッケージのデジパックもDVDとほぼ同じ仕様で、新鮮みは薄いです。
 ブックレットもオリジナル・ブックレットと日本語冊子、ともにDVDのものと一緒です(コンテンツも流用)。DVDのパッケージにくらべてブルーレイのパッケージは小さいので、それに合わせてサイズを小さくしたのが違い。

B00CTIHT3W
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2013.7.1