Micael Mcdnald
Motown

輸入盤、SACDハイブリッド
ユニバーサル
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収録曲
- I Heard It Through the Grapevine
- You Are Everything
- Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours
- I'm Gonna Make You
- Ain't Nothing Like the Real Thing
- Reflections
- How Sweet It Is (To Be Loved by You)
- Ain't No Mountain High Enough
- All in Love Is Fair
- I Want You
- Distant Lover
- I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever)
- Since I Lost My Baby
- Too High
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ブルー・アイド・ソウルで聴くモータウン・カバー集
このSACDはその名の通り、元ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドがモータウンの名曲の数々を歌うアルバムです。
マーヴィン・ゲイの「悲しいうわさ」から始まり、「ユー・アー・エヴリシング」「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」など、誰もが知っているモータウンのヒット曲を歌っていきます。ラストはボーナス・トラックでスティーヴィー・ワンダーの「トゥー・ハイ」。
マイケル・マクドナルドは白人ながら、声質や歌い方はモータウンにピッタリで、この企画が成功しているのがわかります。
サウンドも、生演奏の背後に打ち込みを薄く入れて現代風テイストにしながらも、基本的には原曲のイメージを崩さないようにしているので、聴いているこちらも純粋に“モータウン・ベスト盤”を聴いているような心地になるのです。
その中でもマイケルの資質に合うと思われるトラックはマーヴィン・ゲイのヒット曲、先の「悲しいうわさ(I heard it through the grapevine)」「アイ・ウォント・ユー」「遠い恋人(Distant Lover)」と思います。
とにかくマイケルがブルー・アイド・ソウルの本領を発揮。どの曲も気持ちよく歌っているのがわかります。原曲が女性ヴォーカルの曲でもガンガン歌います。
マーヴィン・ゲイとテミー・タレルのデュエット「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」まで一人で歌いきってしまう。まるでカラオケのひとりデュエット状態です(笑)。
モータウンの心地よい音楽と相まって幸せな気分になれるサラウンド
マルチチャンネルで聴きました。前方に大きく楽器が配置された「前方重視サラウンド」。時折、バックに音が配置されるものの、ほとんどが前方です。
でも音の広がりはリスニングルーム全体に広がります。なので音に囲まれた心地よさは申し分なし。モータウンのあの心地よい音楽と相まって幸せな気分になれるサラウンドでしょう。
なおマイケル・マクドナルがモータウンを歌うこのアルバム、好評とあって続編も出ています。もちろんSACDでのリリース。下をごらんください。
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マイケル・マクドナルドのSACD
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Motown Two
マイケル・マクドナルドのモータウン・カバー第二弾。マーヴィン・ゲイでは「ホワッツ・ゴーイン・オン」「マーシー・マーシー・ミー」を取り上げています。 |
 2009.12.20
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