ジャンル SACD
ポップス・スーパーオーディオCD(SACD) おすすめソフトレビュー

ジョージ・ハリスン withエリック・クラプトンandヒズ・バンド
ライヴ・イン・ジャパン

GEORGE HARRISON
with ERIC CLAPTON and BAND

LIVE IN JAPAN

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HMV
TOWER RECORDS

2枚組であるが、下の絵のように、ディスクを重ねて入れるタイプ。奥のディスクは取りにくいが、もっとも理にかなったシンプルな入れ方。

エリック・クラプトンのギター!聴き惚れてしまいます。そしてジョージのギターも。ふたりの違いがわかっていい。

ジョージの来日公演ライヴがSACDマルチチャンネルで聴ける

 ジョージ・ハリスンの日本公演ライヴがSACDで発売された。
 いままでのCDは廃盤で、中古レコード屋で探してもなく、ヤオフクでもなかなか出ず、ずっと手に入らなかった。それがSACD/CDハイブリッド盤での復活!ごっつぉーだー(御馳走だ)。
ハイブリッド盤だから、CDでもSACDでも、どっちゃで聴いてもいいが、もち、わたしはSACD、それもSACDマルチチャンネルで聴くのだ。

ジョージの隠れ曲に魅力をみるライヴ

 一曲目が『リボルバー』から「アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー」。
「なんと、これかい!?」と心配になったが、聴いてみると、むちゃくちゃサマになっている。
『リボルバー』では存在感のない曲(オー、それがジョージらしく)だったのが、ライヴではノリのいいロックに変身している。
 三曲目「タックスマン」も同様。ジョージのビートルズ時代の隠れ曲は、ストーンズみたいに演奏してみるとカックいいタイプなのだなあ、と知る。

 マルチで聴くと臨場感が抜群だ。会場の声援から感じる広さは大きめのホール。でもバンドの音は、遠目でなく目の前で演奏しているよう。
 バランスは最高です。ビートルズ来日公演はもちろんだが、ジョージのこの来日公演を逃した者としては、来日公演が追体験できる極上のマルチである。

2004.3.18

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