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ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

ディスク
Mravinsky Tokyo Live 1973
Domitri Shostakovich
Symphony No.5


録音 1973年5月26日 東京文化会館
国内盤、Altus
SACD専用ディスク
非圧縮収録

Amazon ¥4,988

普通のプラケースにブックレット。ブックレットには金子健志氏のライナー「あの張りつめた緊張感を昨日のように再現してくれる録音」。
江森一夫氏の楽曲解説。Altus Music Live Collectionのカタログ一覧(文字のみで)。

ムラヴィンスキー、東京公演のライヴ音源のSACD化

 本作は、ムラヴィンススキーとレングラード・フィルハーモニーの1973年、東京文化会館でのライヴ音源のSACD化です。
 NHK保管のアナログテープをTELEFUNKENのオープンデッキで再生。それをDSD変換して制作されました。ハイブリッド盤ではなく、SACD専用ディスク(シングルレイヤー)です。音声データは非圧縮で収録されています。

厚く、アナログ・ライクな音

 聴いてみると、分厚い音に驚かされます。とくに弦楽器は重厚。
 音源はNHKの放送用テープなのですが、SACDを聴いていると、重量盤アナログ・レコードを、最上のシステムで聴いているような響きです。それくらいコクのある、厚みのある音でした。ヒスノイズもありません。
 音の出方は、最新録音のように、溢れるように放出する音ではなく、どちらかといえば、この頃の録音らしい、ややデッドぎみな響きなのですが、「どあー!」とたっぷり出てくるので、広がる感じは十分です。なによりオーディオ的にカイカンの音であることは間違いありません。

これもショスタコ5番の候補ディスク

 ショスタコ5番のSACDは、バーンスタイン盤が好きですが、それと同じくらい、これはショスタコ5番の聴きたいSACDになりました。緊迫感や迫力で、バーンスタインのライヴのような感銘を受けます。
 でも、ムラヴィンスキーのほうが、即物的というか、これみよがしなところがない迫力なので、逆に“迫るもの”があると思いました。
 レニングラード・フィルもライヴならではの緊張感のある演奏。第4楽章のホルンのソロは、珍しくヴィヴラートをかけており、この録音を聴く楽しみのひとつです。
 楽章間も会場音が入っています。最後は万雷の拍手で終了。

 同時発売のベートーヴェンの交響曲第4番のSACDには、この日のコンサートの第1部とアンコールを収録。2枚で巨匠ムラヴィンスキーの、1973年5月26日のプログラムが全部聴けることになります。

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同じく5月26日の演奏。アンコールのリャードフ「バーバ・ヤーガ」、グラズノフ;バレエ音楽「ライモンダ」より第3幕への間奏曲も収録。
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1964年の東京文化会館の来日ライヴ。
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2011.11.2