マハビシュヌ・オーケストラ 火の鳥 |
ブックレットには曲名と写真、クレジット。ライナー等はなし。 箱入りプラケース。
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フュージョン、ジャズ・ロック時代の名盤ジョン・マフラフリンひきいる、マハビシュヌ・オーケストラの名作『火の鳥』のSACDです。オリジナルの発売は1973年。 Audio Fidelityにより2015年にようやくSACD化されました。本来なら、ソニーが最初にSACDを発表したサンタナ『キャラバンサライ』、マイルス・デイビス『ジャック・ジョンソン』らと同じラインナップにも入れてよかったくらいのアルバムだと思います。 とはいえ発売当時は、マクラフリンのギターは、カルロス・サンタナほど官能的ではなく、やや敬遠ぎみだったのですが、彼の凄まじい演奏を聴いていくうちに逃れられなくなったのでした。 この『火の鳥』はヴァイオリンやシンセサイザーも加わって、今聴くと、どこかキング・クリムゾンの『レッド』を思い出させます。アルバムには三者のアドリブ・バトルのような部分もあって、迫力があります。 2chはアナログらしい音、マルチはドラムがリアにそんな『火の鳥』のSACD、2chではアナログらしい、摩擦でザラザラするような肌合いの音。昔のLPレコードの感触を思い出しました。 そして4ch(Quadraphonic)をマルチチャンネルに収録。これはビリー・コブハムのドラムがリアにまわるというサラウンドでした。リアの左右にドラムが広がります、 リア・スピーカーがフロント並みのクオリティならば、もう少しサラウンド感が出たでしょうが、個人的にはビリー・コブハムのドラムは前方のほうが好きなので、このSACDに関しては2chで聴く方を好みます。 関連のSACD
2015.11.15
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