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カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲第5番/第7番

録音1975年、1976年

輸入盤、国内盤、ユニバーサル

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角の丸いプラケースにブックレット。

これを避けて通れるか?〈クラシック・マニア殺し〉の1枚

“ジャジャジャ、ジャーン♪”
 冒頭から、まるでちがう演奏。
 カルロス・クライバーの棒にかかると、耳タコの「運命」が別物に生まれ変わる。
 交響曲第7番も同じ。クライバーってすごなあ!

 …なあんてことは、アナログ時代から、皆が思っていたのだが、それがスーパーオーディオCD(SACD/CDハイブリッド盤)で聴けるのだ。
 ドイツ・グラモフォン、SACD発売に、まずクライバーをリリースするなんて「オヌシもワルよのう」
 何人のクラシック・マニアが、このディスクでSACDプレーヤーに踏みきったか?
 しかし、クライバーじゃ逆らえない。
「いいですとも、喜んで殺されてあげよう」。
 筆者もユニバーサル・プレーヤー購入と同時に、このディスクを買ったのです。新品の輸入盤で2570円だったか。

スーパーオーディオCDでえー、アナログは売る

 SACDは最新のDSD録音ほど素晴らしいが、旧録音も、もちろんいい。
 オーディオ的に気に入ったのは、交響曲第7番の第2楽章だ。SACDの特徴である空間のヌケを堪能できる。
 フォルテッシモよりピアノ、絵でいえば余白が多い空間ほど、旧録音はSACDの良さがでるように思う。
 わしゃー、これで満足。
 もっていたアナログ・レコードは売ってしまいました。

 しかし、やはりベートーヴェンはええのう。
 特に交響曲第7番。
 最初は、抽象的でつかみどころがない交響曲、と思ってしまうが、聴きこむとハマる。ベートーヴェン晩年の〈深遠さ〉の片りんも伺える。
 クライバーの演奏が今のところ一番好きかな。
 筆者はアンプをたっぷり暖めてから、このディスクをかけるようにしております。そうすると、また音がいいんだわ。

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クライバーのSACD
R.シュトラウス:「ばらの騎士」全曲
73年の「ばらの騎士」のライヴレコーディング。
SACDラボレビュー
ヴェルディ:「椿姫」全曲
70年代の名盤! 品薄のため、早めに買うのがベター。マルチも収録。
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Symphonies 5 & 7 (Hybr)
ウィーン・フィルとのベートーベン第5番と第7番。名盤。マルチも収録。
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Beethoven: Symphonie 7
バイエルンとのライヴ。マルチチャンネルも収録
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ニューイヤー・コンサート1992
クライバーでウィンナ・ワルツを。国内盤。
SA-CDラボレビュー

2004.4.25