フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 チャイコフスキー:交響曲第5番〈悲愴〉 |
MONO 2枚折デジパック。ブックレットにはライナー、浅里公三「SACDで聴くフルトヴェングラー」、増田良介「今なお、聴き手に深い感銘を与え続ける《悲愴》の名盤」。 |
38年録音なのに、金属原盤のゴリゴリとした音が快感フルトヴェングラーの〈悲愴〉は、今のところ2つしか知られていないそうです。1951年のカイロでのライヴ録音。そして本作の1938年のセッション録音(ベルリン、Beethovensaal)。 この戦前の1938年録音のほうが古いのですが、長く親しまれてきた演奏のようです。 なんといっても、金属原盤から発せられるゴリゴリとした音が快感。 このSACD、音質的には、聴くのにまったく躊躇しない仕上がりで、戦前のフルトヴェングラーの演奏、珍しいチャイコフスキーの演奏を伝える、喜びの一枚になりました。 フルトヴェングラーのチャイコフスキー さてフルトヴェングラーの〈悲愴〉です。 聴いた感じは、時折「ロシア音楽なのに、ベートーヴェンやブラームス風だなあ」と思う箇所があるのですが、個人的には、そんなに気にするほどではありませんでした。 それでもフルトヴェングラーが好んで取り上げただけあって、フルトヴェングラーの様式を堪能できます。 第3楽章の行進曲。 フルトヴェングラーのSACDレビュー
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