シューマン:
交響曲第2番、交響曲第4番
ウェーバー:
録音;1960年と1963年
国内盤 Sony Records Int'l
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オーケストラの合奏の“妙”が凄い。
ジョージ・セルの演奏が好きになったのは、不肖ながらここ数年です。SACDで何枚か聴いているうちに、魅かれるようになりました。
僕が感じる、セルの指揮するクリーヴランド管弦楽団の演奏は、一言でいうと「襟を正すような正確さ」。正確といっても、機械的なそれではない。
現代のオーケストラも確かにうまいと思うけど、この時期のクリーヴランド管弦楽団のアンサンブルは、正確さのなかにエモーショナルなところがあって、そこが聴いていてハマります。オーケストラを、ここまで鍛え上げたセルの手腕は、大したものだと思ってしまいます。
このシューマンの二つの交響曲は、ロマン派の曲ですが、そんなクリーブランド管弦楽団のアンサンブルの“妙”が味わえてオススメです。
まるでシューマンが、セルとクリーヴランド管弦楽団の特徴を最大限に生かすために作曲したかのように、生き生きとした演奏です。
SACDのコレクションに入れてもいい一枚
古い録音ながら、SACDの音はすばらしく、アナログらしい暖かみとコクにあふれた音だと思います。オーディオ的にも快感で、これを聴くとCDには、たぶん戻れませんヨ。
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2007.2.18
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